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ショナルパ

神戸の三宮に西日本を代表するインド料理店の名店がショナルパである。

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地下鉄三宮駅の西口から近い東急ハンズの向かいのビルの3階にある。

各種ランチメニューがあるが、ビジネスランチと称されるAランチ(800円)とBランチ(1000円)はウィークデイのみのメニューである。

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この店はタンドーリを使ったグリル系の料理が特に重要な店である。したがって、ビジネスランチにもBランチにはチキンティッカやチキンシークカバブが付くが、できればマトンシークカバブが付くCランチ(カルカッタ)以上が望ましいと思う。

バスマティ米を使った本格的ビリアニのランチもあり、チキンとマトンの両方とも2000円である。これは次回にして、今回はCランチ(1600円)に決定。

この店の特徴は洗練されたインド料理、西欧料理にかなり近いコンセプトにある。特にインド料理店で不満の残ることの多いタンドーリ料理が秀逸である。

素材のもつ個性を残しながら、インド料理の核をなすスパイスを多用している。

まず、野菜スープが出される。このレベルが高い。これはこれからの料理のレベルの高さを予感させるものがある

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スープで有名なインド料理の店に、東京の銀座の松坂屋近くのある店がある。この店はこってり感があるスパイシーなスープが売り物である。ヨーロッパの既存の料理に分類できないようなエスニックな感覚が良い。

一方、この神戸の店の野菜スープはまさに野菜そのものである。野菜の甘みやハーブ的なエキス分がスープに抽出されている。ミネストローネなどの野菜系の西欧のスープに共通するベーシックなスープとしてのレベルの高さがある。

しかしインド料理であるため、カルダモンやコリアンダー、クミンが加わりインド的な香辛料の香りが野菜スープに漂っている。しかし、チキンをベースとする野菜スープのベーススープに対して、全体の風味を支配しない程度に遠慮がちにエレガントに香っているため、料理としては普遍的なレベルを保っている。

次のグリル系のプレートはこの店の白眉である。3種類の料理が並ぶ。

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インド風揚げ餃子のサモサはネットリとした、細かくカットされたまろやかな具材だが、カレースパイスがかなり効いている。野菜はジャガイモや豆などの通常のもの。横浜のLAZEEZ系よりはやや小さめの三角錐である。

チキンはタンドーリでグリルされているが、通常のインド料理のタンドリーチキンとは全く異なる。チキンをそのままグリルしたものに近く、優しくスパイスがかけられている。味も素材を生かした控えめな味付けである。チキンはジューシー肉汁があふれ、肉の甘さが感じられる。

シークカバブも同様だが、さらにレベルが高い。一般に、シークカバブでは、かなり味付けがきつかったり、スパイスに癖のあったり、肉がぱさぱさだったり難が多いことが日常である。

この店のものは、スパイシーさは十分にあるのだが肉がしっとりしている。肉汁は羊独特のスパイシーな肉の風味が香辛料と溶け合い、独特のミルキーな香りが漂う。

このプレートにはつけあわせの細く切った新鮮な生野菜がついている。

カレーではフォークとナイフも下げられて、新しい皿が出される。

この日のカレーはチキンカレーである。といっても豆がふんだんに使われ、チキン豆カレーといったイメージでる。

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上には茄子とピ-マンの小さなカットやアーモンドスライスがのる。玉ねぎベースのマイルドなカレー、しかし香辛料はほどよく使われ、濃厚なスパイシーさがバランスよくブレンドされているため、際立った個性は感じられない。ヨーグルトが使われていてスパイスの鋭角性をマイルドにしている。

チキンは胸肉が使われて、深く煮込まれているわけではないが、素材自体の持つ柔らかさと肉の味わいが感じられる。

ライスは日本米だが、粘り気の少ない品種が使われているようで、カレーとの相性は良い。洋食店のように型で成形されて盛られている。

最後のデザートはマンゴーアイスクリームということだが、マンゴーシャーベットに近い食感のアイス本体に、マンゴーソースがデコレーションされていて、西欧料理風のデザートのイメージである。

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総合的に見て、西欧料理のスタイルに近づけたインド料理である。肉のプレートは、粒入りマスタードのようなチャトネとケチャップがついていたこともあって、シークカバブは粗挽きの子羊のソーセージのイメージに近く、高級なドイツ料理のオード-ブルのプレートを思わせる。ワインはドイツのリースリングやスパイシーなアルザスのゲヴェルツトラミネールを合わせたいところである。

スパイスや味付けが控えめなのは、ニューベルキュジーヌをはじめとする最近の世界の料理の潮流を反映させている。

ワインに合わせることができる、普遍的な料理としてのインド料理といった位置づけができるだろう。夜に、アラカルトを注文して、ワインのボトルを傾けながらゆっくりと料理を味わいたい店である。

A+


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